東京貧困女子は原作：中村淳彦先生、漫画：小田原愛先生のタッグで描かれる漫画。東洋経済オンラインで1億2000万PVを突破した人気作のコミカライズ作品である。
当サイトでご紹介している菊池直恵先生の漫画「足掻く」にベクトルが似ており、苦学生をテーマにした重苦しい学生の現実が描かれていく漫画である。
舞台設定もコロナ騒動前後を描いており、非常にタイムリーな話題の漫画。
執筆時点では電子書籍ストア「まんが王国」に単話版が先行配信中。1話～4話まで読んでみました。重苦しいヒューマンドラマが好きな人にオススメできる作品。
今回はその第1話をご紹介していきます。ちなみに「まんが王国」で第1話が2020年10月24日まで無料で読めるので気になった方はお早めに！
この漫画は以下の電子書籍サービスで無料試し読みが可能です。
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東京貧困女子【1話】ネタバレ
1話～3話までのエピソードの主人公は広田優花。国立大学の医学部に合格した女子大生である。高校時代、ぼっちでも勉強に励んで結果を出す事を優先してた優花。
父親も国立の医学部に入学した事を喜んでくれる。そして本題である学費について相談しようとするが、被せられて優花が奨学金制度を使う前提で話を進めていく父親。
『多少の借金がなんだ…若いうちは苦労しなさい』
父親の言葉で親から学費の援助を受ける事は難しいと判断した優花。入学金、授業料、生活費などざっくりと計算してアルバイトを頑張りながら大学生活を頑張ろうと決心をしていく。
そして登校初日。
一人の男子学生に怖い表情で話していた女性を見掛ける。
『もっとお金が必要なの！』
そのやり取りを見て恐怖を覚えていく優花であった。その後、彼氏の聡と合流して談笑。大学でも部活ができる事を知って後日、優花は大学のテニスサークルへ参加していく。
県大会ベスト4の実力者なので期待を寄せられていく優花であった。
部活でも部費であったり、道具が必要。それらの支出も計算していくと早くアルバイトをしないと不味い事に気付く優花。時給が高いバイトを調べるもほとんどが水商売。
その中で彼女は塾講師のアルバイトをしていく事へ。
しかし、時給は良いものの、学生にしっかりと勉強を教えるとなると準備も必要。その期間を考慮すると実は時給500円程度で割りに合わない事を悟っていく優花。
テニス部では先輩とラリー。
しかし、先輩は優花のラケット、シューズを見て一言伝えていく。
『広田さん…中学生じゃないんだからさ…道具買ったら…？』
嫌味などではなく、お金持ち特有の素朴な言葉であった。先輩に悪気などまったくない。この程度のものは買い替えて当然といった考えである。
医学部に通う裕福な家庭の生徒と自分の差を思い知っていく優花。
父親に部活費用の援助を受けようと相談するも渋る父親。結局、お金を貸してもらう事が出来ず。優花は睡眠時間を削ってバイトを頑張る決意をしていく。
授業の研究中。
1本5000円のペンライトを落として壊してしまった優花。そんな彼女に近づいてくるのがお金を必要していた女性と一緒にいた男子生徒であった。別に何をされる訳でもないが、印象はあまり良くなかった。
そして彼氏である聡にお金の面で大変だから部活を辞めようと思っている事を相談する優花。すると聡は部活の場は情報収集や人脈づくりで大切だから辞めない方が良いと説得されていく。
両者ともに大学で必要以上にお金の問題で悩まされていた。そして二人が出した答え。
『会う回数…減らした方がいいかも…』
お金を工面する為の苦肉の策であった。
自宅に帰ってお金がない事に悲観して涙を流す優花。
翌日、目を腫らした状態で大学へ登校。するとあの男子生徒が近づいてくる。優花が何について悩んでいるわかると答える男子生徒。
『金のことで困ってるんじゃない？』
『短時間で稼げる仕事あるんだけど興味ない？』
彼から意味深な言葉を受け取って足が止まる優花であった。ここで第1話は終了。
東京貧困女子【1話】感想
優花を主人公にしたエピソードでは苦学生の現実を描いていく内容。お金に困る学生が短時間で稼げる仕事といったら「アレ」しかない訳である。
このまま優花は堕ちていくのか…。
リアルを描く漫画なのでハッピーな結末は期待しない方が良い作品である。
ここから2話、3話と優花を主人公にしたエピソードが描かれていく。是非、興味が出た人はチェックして見て欲しい。
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