承認欲求という病【ネタバレ】オフィスに潜むマウント女子のプライドを崩す！？

漫画「承認欲求という病 ～オフィスに潜むマウント女子～」は伊東爾子先生の表題作を含む全5作品を収録した短編作品集です。

収録作品は「承認欲求という病」「エセ謙遜女」「自称サバサバ女」「したたか女の頭の悪い自爆」「切り裂き女」といったエピソード達。

今回はその中でも表題作になっている「承認欲求という病 ～オフィスに潜むマウント女子～」の内容をご紹介。

主人公は雅子といった既婚OL。彼女の勤める会社には承認欲求の高いマウント女子がいました。異動で彼女が同じ部署に着任。雅子の思っていた嫌な予感が的中していきます。

マウント女子に荒らされるオフィス…。彼女を止める事が出来るのか！？

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承認欲求という病【ネタバレ】

沢田雅子。34歳の既婚OL。彼女は休憩や仕事の合間に同僚と雑談するのが仕事の楽しみの一つでもあった。雑談を楽しんでいると背後から割り入ってくる人物が一人。

隣の部署の大木であった。
彼女が入ってきた事でドラマの話から大きく飛躍。話題は大木の仕事を辞める話になっていく。大木以外は誰も面白くない雑談。

雅子と他同僚は心底、彼女と同じ部署でなくて良かったと思っていく。

しかし、そんなある日…異動で大木が雅子達の部署へやってくる。嫌な予感しか感じなかった雅子。その予想は的中していく。

雅子と仲の良い同僚達が雑談しているとガンガン割って入ってくる大木。時には人が見た映画をディスったりして楽しく雑談していた雰囲気をぶち壊していく事へ。

その後、どんな話題も割り入ってくる大木。

次第に雅子達の不満も溜まっっていく。給湯室では仲のよい同僚達と大木の陰口を叩くまでになっていく。

さらに雑談までなら良かったが、深刻な悩みの時でも入り込んできて、マウントを取ろうとする大木。PTAで悩む同僚、結婚する予定だった彼氏と別れて傷心している同僚に対してまで、人の気持ちを察知せずに自分語りをしていく。

完全に頭にきた雅子達。
それ以来、大木が雑談に入ろうとしてきても直ぐに解散。大木も自分が相手にされていない事に気付いていきます。

暫くすると大木は雑談に割り込んでくるのではなく、勝手にデスク周りを整理したり、人の仕事を勝手に横取りするような真似をしていきます。さらに上司にも仕事できますアピール。

次第にエスカレートしていく大木。

従業員のスケジュールを管理して逐一、上に報告する役目を勝手に担っていきます。彼女の勝手な仕事勤務に苛立ちが隠せない雅子達。

なんとかして周りが迷惑している事を伝えたいと話していきます。そんな中、最近は特に大木からロックオンされている後輩の前野。しかし、彼女の仕事は部署の中でも一番大変。

それを知らずに仕事が遅いと罵る大木。
見ていられなくなった雅子は上司に掛け合って仕事の担当を入れ替えて実力を見せてみろと大木に伝えていきます。一瞬は困惑する表情を見せる大木でしたが…。

『やるわよ！…私がとっとと終わらせてやるわ！』

前野からの引き継ぎも正式に上司の許可が下りて大木が担当へ。その後、あまりの仕事量…さらに取引先の相手からのクレームによって、てんやわんや状態になる大木。

結局、彼女はまともに仕事する事が出来ず、取引先から担当を元に戻せとお達し。上司からお叱りを受けていく大木。

この件で彼女のハリボテのプライドはまる潰れになっていきます。

その後、大木は3日程仕事を休みます。出てきた時にはおとなしくなっており雑談にも割り込んでくることはなくなりました。雅子達の職場は以前のような楽しい職場へ戻る事へ。

ここで「承認欲求という病」は終わりを告げていきます。

承認欲求という病【感想】

この漫画はオフィスで巻き起こる女のマウント争奪戦5作品が収録された漫画。働く女性ならではの「あるある」「共感」がぎっしりと詰め込まれており、非常に楽しく拝見できた漫画です。

今回紹介した「承認欲求という病」も大小ありますが、大きな会社なら一人は絶対にいる人を特徴的に描いていると思います。

その他の収録作品も凄く面白いのでコスパの高い漫画。是非、オフィス系のヒューマンドラマを探していた方はチェックしてみて欲しい漫画です。値段以上に楽しめるはずですよ！

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