漫画「時間島」感想・ネタバレ！時間が過去に進む島で起こる凶悪事件とは？

漫画「時間島」は2010年に発売された椙本孝思先生の小説コミカライズです。作画は松枝尚嗣先生が担当。出版社はアルファポリスで掲載誌・レーベルはアルファポリスCOMICSとなっています。

ミステリー＆サスペンス漫画になっており1巻完結型の漫画です。

謎が謎を呼ぶ展開となっており、途中から黒幕が出て来るものの、最後まで緊張感のある物語を楽しむことができた良作。是非、興味が出た方は読んでみて下さい。

この漫画は「矢郷島」と呼ばれる無人島にロケのため訪れた役者やアイドル、TVクルー達がある殺人事件に巻き込まれていく物語。

ただ、この島には不思議な現象が起こる場所があり、時を超えた人間がこの悲惨な事件を解決すべく、島に降り立った人間に助言をしていきます。未来は変えられるのか…それとも悲惨な事件は再び起こるのか…謎が謎を読むミステリー漫画となっています。

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漫画「時間島」ってどんな漫画？

物語を彩るは役者、アイドル、TVクルーたち。廃墟探訪といったロケのために矢郷島を訪れたのが運の尽き…

ちなみにこの島には古くから不思議な現象が起こる場所があります。鉱山の奥深くにある水たまりのような池に落ちると戻ってきた時には5年の歳月が経過しているといった現象。そのことから「矢郷島」は「時間島」とも呼ばれていました。

順調にロケが進んでいく中でギクシャクした人間関係も浮き彫りになってきます。

そんな中、TVクルーのアルバイトである佐倉が鉱山の地底湖に近づき、会社から借りていた携帯電話を池に落としてしまいます。

ロケが終わり昼食時間になると何故か佐倉の携帯に落としたはずの会社支給の携帯からムービーメールが送られてきます。

会社支給の携帯から送られてきたムービーメールには包帯で顔を巻かれたミイラ男が映りだす…

このミイラ男が島でこれから起こる悲惨な事件について佐倉に語り始めます。最初は半信半疑の佐倉でしたが、ミイラ男の語った通りに事件が起こっていきます。

さすがにミイラ男の事を信用するようになった佐倉。島で起こっている殺人事件を食い止めるべく1人で翻弄します。

ただ、事件を1人で食い止めるのは難しく、徐々にロケに訪れた人間が減っていきます。

ちなみにミイラ男はこの事件の唯一の生存者。
佐倉が地底湖に落とした携帯を拾い、5年後の未来から現在の佐倉へ連絡をしています。矢郷島の殺人事件から生き延びたミイラ男ですがショックで犯人の事を思い出せないそうです。悪者に見えて実は良い奴…なんてここでは思ってしまうんですよね（笑）

そして、この事件を防ぐべく、佐倉を頼り事件の解決を企てているのがミイラ男なのです。

中盤以降、事件から生き延びたミイラ男の正体が判明していきます…。まさかの人物！？

ここからは一気にラストスパートへ。
ミイラ男の正体を知った佐倉は俄然、事件を防ぐべく、ヤル気が漲っていきます。しかし、それでも事件を防げる手立てがなく島に訪れた役者やロケ班のTVクルーは確実に人数が減っていきます。

漫画「時間島」の結末は？

結末は是非、漫画で確かめて頂きたいですが、結末は『◯◯』が成功を収めるため、生き延びるために事件をコントロールしてループさせているの…！？といったミステリーチックな結末を迎えます。

この漫画はTVクルーのアルバイトである佐倉が主人公的な役割をしていますが、報われない形となるのが予想外でした。

原作小説は読んだことありませんが、非常に面白い物語でした。未来へと時間が進むタイムワープを駆使した少しSF要素の入ったミステリーサスペンス漫画。1巻完結で読みやすく内容も充分に満足できます。

ミステリーやサスペンス、ホラー漫画が好きな方は是非！

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