漫画「ふつつかな悪女ではございますが」第11巻をご紹介!
今回は慧月の過去から朱貴妃に拾われるまでの回想などが描かれていきます。
同時に慧月が玲琳へ本当に想っている気持ちも明かされていく事へ。さらに終盤では玲琳の「病」に関して道術の使い手である慧月が病の根源に辿り着く事実を突き止める事へ。
その背景には自分を迎え入れてくれた慈悲深い人物が暗躍している事が判明。病の元凶を知って慧月はどんな行動を今後取っていくのか…注目の内容ですよ!
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ふつつかな悪女ではございますが【10巻ネタバレ】遂に入れ替わりに気づく人物が現れる!?
ふつつかな悪女ではございますが【11巻】ネタバレ
玲琳のお世話役であった冬雪。
慧月の所作から中身が玲琳であると判断。
『あなた様が玲琳様なのですね!?』
本当の慧月に対して怒りがこみ上げていく冬雪であった。
場面は慧月へ。
病弱な玲琳の身体と入れ替わって悪夢にうなされていた。
彼女が育ってきた背景が明かされていく。両親に虐げられて愛情を受けてこなかった慧月。
彼女が道術を完全に習得した頃になると両親は借金苦などもあって自死していた。
『まぁ…そんな年で両親を…なんと哀れですこと…』
そんな慧月に微笑みかけてくれたのが朱貴妃であった。しかし、朱貴妃はただ優しいだけであって何かをしてくれる訳でもなかった事が明かされる。
『いっそ…道術で黄玲琳と入れ替われればよかったことですのにね』
彼女が玲琳のような雛女を求めていた事を知った慧月。その言葉が引き金になって彼女は道術で玲琳と身体の入れ替わりを決行していた。
しかし、病弱な玲琳の身体にうなされて悪夢が襲っていく慧月。そんな意識化の中で現れたのが玲琳であった。
そして目を覚ますと自分がまだ生きている事を実感。お世話役から慧月が夜通し破魔の弓を引いた事が回復に繋がった事を知らされていく。
『わたくしは騙されないわ』
慧月を悪く言って彼女のおかげではない事を主張する玲琳(中身は慧月)感情のままに叫んでしまって冷静を取り戻していく。
そして冬雪が部下を下がらせて追求していく。
『答えろ…お前は誰だ?』
彼女の頭部を鷲掴みにしてベッドの上に押し倒していく冬雪。さらに短剣の切っ先を喉元にすえていく冬雪。
『聞き方を変えよう…おまえは朱慧月だな』
嘘を抜き通せない思った本当の慧月。冬雪の前で道術を展開。自身の回りに炎を張り巡らせていく。この身体に火傷を追わせると冬雪を脅していく慧月。
しかし、彼女は名前の如く、水の使い手。
玲琳の身体の周囲に張り巡らされた炎を容易く鎮火させていく。
慧月に玲琳の身体のまま痛みを与えようとしていく冬雪。
『あなたにその資格はあるのかしらね…わたくしの正体を七日以上も見抜けなかったくせに』
冬雪を蔑む言葉を連発していく慧月。
中身を一定期間、見破れなかった事は冬雪にとっても責任を感じており…慧月の言葉が心に突き刺さっていく。
『覚えていろ…』
核心を突かれて言い返せない冬雪。この時は結局、何もせずに部屋を立ち去っていく。しかし、正体のバレてしまった慧月。もし殿下の耳元まで届いたら自分はもうお終いである事を察していく。
同時に自分と向き合う事で玲琳に対する気持ちが明確化していく慧月。
『わたくしは黄玲琳を憎んでいるのではない…憎しみを感じるほどに強く激しくあなたに憧れている』
一方、玲琳と違って気力や知識もない慧月が病から生き延びたのは何故なのか考えていく慧月。
玲琳が破魔の弓を鳴らしたから病が癒えたと察する慧月はこれは病ではなく「呪い」であると解釈。そして音のなる香炉へ近づいていくと蠱毒が見えていく。
『道術最大の禁術…』
禁術を把握している人間は極少数。慧月の脳裏に蠱毒を差し向けた一人の人物が思い浮かんでいく。
それは幼い頃、両親を無くして拾って優しくしてくれた朱貴妃であると判断。
『う…そ…朱貴妃様…』
病の背景に朱貴妃が絡んでいる事を知って絶望と衝撃を受けていく慧月であった。ここで第11巻は終了。
ふつつかな悪女ではございますが【11巻】感想
今まであまり目立って来なかった朱貴妃が背景で暗躍していそうな匂いを醸し出していく第11巻。
朱貴妃は玲琳を狙っているのか…それとも身体の入れ替わりをしって慧月を始末しようとしていたのか…。朱貴妃がどこまで把握しているかわかりませんが…何やらドス黒い本性がありそうな朱貴妃。
彼女の暗躍を知って慧月はどうアクションを起こしていくのか…。慧月と玲琳がタッグを組んで打倒・朱貴妃に向けて動いていくと面白そうですが…朱貴妃は慧月から道術を学んだのか…かなり手強そうな相手。
今後の展開が一層楽しみになりましたね!
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