爆破系サスペンス漫画「教室自爆クラブ」の完結巻となる第3巻の配信がスタート。
この漫画は虐めを受けている人間に爆弾を渡す犯人を探すパートと現在進行系で起きている爆弾魔事件が並行して描かれていきます。
2巻で爆弾を手渡す黒幕が片鱗を見せ、背景が浮かび上がってきたと思ったんですが、3巻で描かれる内容は負の連鎖は決して終わることがない…といった事をしみじみと思わせてくれるものでした。
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漫画「教室自爆クラブ」2巻の感想・ネタバレ!遂に本性を現す爆破事件の首謀者!
漫画「教室自爆クラブ」3巻のネタバレ
愛する者を失った主人公の覚悟
3巻序盤は主人公である新堂拓己の過去が回想として描写されていきます。意外と問題児であった拓己。そんな拓己を変えるキッカケになったのが過去の爆破事件で亡くなってしまった彩夏。
彼女の無念を晴らすためにも起き上がり、過去の爆破事件。そして現在進行系で起こっている爆弾事件の黒幕である永田かえでの元へ向かっていきます。
爆弾を斡旋する黒幕は他にいる…!?
永田のもとへ向かう拓己。
屋上にて二人は向き合いますが意見が交わることありません。
さらに学生では入手しにくい材料であったり、爆弾の知識…拓己は永田の裏にさらなる共犯者がいることを問い詰めていきます。
しかし、永田は共犯者の秘密も漏らすことなく屋上から飛び降りて自殺。
虐めを受けていた学生達に爆破事件を斡旋する本当の黒幕は闇の中へ消えていってしまいます。
収束を迎える中学校爆弾事件…
拓己達と平行して描かれていく芹沢睦美が起こしている中学校での爆弾テロ事件。
彼女は学校に設置した爆弾のスイッチを押すことなく、警察の狙撃手に撃たれて命を落とすことになります。しかし、教室に設置された爆弾は爆破。
ここでスマホを弄り爆破を静観する謎の人物が描かれることに…。
終わることのない虐め…そして爆弾魔組織…
一連の爆弾事件は終息。
しかし、拓己達とは関係のない場所で再び爆弾事件を起こってきます。
そして一連の事件に関与している爆弾魔組織の一部分が描かれることに。この組織はどうやら爆弾テロを起こすことで社会の虐めを根絶させようと目論む集団の模様。
しかし、この組織に属している学生達の顔は黒く塗りつぶされており、正体は不明。そして集団を導く「先生」と呼ばれる人物の存在が明らかになります。
そして芹沢睦美が事件を起こした学校の場面へ。
この学校で虐めは無くなっておらず、虐めの対象はただ一人、睦美を守ろうとしていた茜がターゲットになっていました。
その後、茜は学校を辞めてフリースクールに通っているのかな!?
詳しい説明などはありませんが、雨の中、自宅へ帰ろうとする茜に傘を手渡す人物。茜はその人物に「ありがとうございます、先生」といって漫画「教室自爆クラブ」は幕を閉じていきます。
漫画「教室自爆クラブ」3巻の感想
最後に茜に傘を手渡す先生と呼ばれる人物。これは芹沢睦美が狙撃された後、スマホを弄っていた人物と同じ服装をしています。恐らく彼が学生爆弾テロ組織を引率する本当の黒幕。
しかし、作中で彼の正体が明かされる事はなく、1巻〜2巻を読み返しても登場している気配はありませんでした。
なんでしょうね…
この漫画は虐めを根絶させる事は難しい…しかし、虐めをしている者はいつか必ず大きな仕返しをされる…みたいな事を示唆しているんでしょうかね。
人間ドラマも描かれるのですがちょいと薄味で私自身はこの漫画が伝えたい事を掴みきれない部分がありました。自爆テロの真の黒幕探しといった面でも消化不良。
読み手によっては出てくる感想、意見も違うとは思いますが…。
管理人
う〜む、キャラ各々の目的はしっかりとしているんだけど成し遂げられていないので胸に違和感が残る作品。私自身も理解不十分な部分があるので再び読み返してみたいと思います!
興味が出た人は試し読みも可能なのでチェックしてみてください。
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