漫画「ママの推しは教祖様」感想・ネタバレ!カルト宗教に洗脳された母の行末は…!?

ママの推しは教祖様

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カルト宗教モノの漫画が発売されたので読んでみました。この作品は著者であるしまだ先生のコミックエッセイ。カルト宗教にズブズブであった母を著者視点で描いた作品です。

最近では、いしいさや先生の「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」が話題となりましたが、よりボリュームがあり、コミカルな感じで描かれている漫画です。

絵はコミカルで晴々しい感じなのですが、読み込んでいくと意外とディープなことが語られていたりして考えさせられる内容となっています。ちなみに正式タイトルは「ママの推しは教祖様 ~家族が新興宗教にハマってハチャメチャになったお話~」です。ちょいと長いw

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漫画「ママの推しは教祖様」ってどんな漫画?

著者が中学生の時の話題が中心となっており、家族にある出来事が起こってからの母親の違いにビックリする内容となっています。カルト宗教にハマる著者:しまだ先生の母親。自分の信仰している宗教の素晴らしさをわかってもらおうと娘(しまだ)を宗教セミナーに連れて行ったり…深い理解を得ようと色々と宗教の教えを説いたり…。

一風変わった母親と宗教を絡めた思い出が描かれていきます。

抜群のツッコミを要所々々に入れたり、超ドライな父親が良い味を出していたり、コメディチックに描かれているので笑いを誘ってくれる内容でもあり!

とにかく根っこが宗教だからブレない母親…

著者は宗教を否定しているわけではありませんが、生活の全てが宗教になっている母親には呆れ気味。何を話そうとも母親の着地点は宗教の教えだから…とか、教祖様が言っていたから…など全てのゴールは宗教といった感じの母親。

この作品の最初から最後まで著書の母親がブレることはありません。

コミカルなので重たい感じになっていませんが、リアルに考えると宗教なしでは生きていけない人間の怖さを垣間見ることができます。

家のお金のほとんどが宗教に流れていた事実…

中盤以降になってくると家の懐事情が語られていきます。そこで判明してくるのが給食費の滞納や光熱費の督促状…。普通の生活をする上で十分な給料があり、母にお金も渡していたのですが、数多くの滞納や督促状を見て、母親が宗教にお金をつぎ込んでいることが判明してきます。

ドライながらも妻の趣味(宗教)に口を出さなかった父親ですが、いよいよ看過できなくなり『離婚』へ動き出していきます。

離婚は無事に成立…親権は父親へ…。
しかし、母方のおじいさん、おばあさんが心配な家族は父親以外、母と一緒に住む形となっていきます。

離婚して夫の抑止力がなくなった母親の変貌ぶりが終盤では描写されるのですが、コミカルな感じではなく一気にダークな描写へ変わっていきます。

そこまでのカルト宗教にハマりながらもキラキラしていた母親はどこにいったのだ…!? と言うくらいにダークです(笑)

漫画「ママの推しは教祖様」感想

ママの推しは教祖様

この作品は主にカルト宗教にハマっていた著者の母親の良かった部分を思い出して描かれた作品だそう。

逆に終盤ではダークサイドな部分も少し描かれており、ギャップに驚かされると思います。同時に著者のサバサバした考えは非常に好感が持てました。

終始、コミカルな演出にコメディ要素を足した感じで笑いながら読める内容となっています。親が宗教にハマっている家庭の内部事情だったり、著者と同じような状況下の人は共感できる部分も多々ある作品だと思います。

読み応えもありますので興味が出た方は是非!

管理人

著者のお父さんの一言、一言がツボにハマりました(笑) 宗教にハマった母親のいる家族の家庭内ドラマを面白おかしく描いた作品です。

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