あきやまひでき先生の漫画「かびんのつま」1巻を読んでみたので感想やちょいネタバレを。この漫画はWeb広告で流れていたので気になって購入。発売は2014年となっており、当時はビッグコミックスペリオールで掲載されていました。
この漫画は著者とその妻の実録エッセイ漫画。
先にネタバレをすると著者の妻が『化学物質過敏症』になり、その生活の様子などを描いた漫画となっています。1巻では出会いの物語や刻々と進行していく過敏症の様子が描かれています。
過敏症といった言葉は聞いたことがあったけど具体的にはどういった症状があるのか知らず、この漫画を読んで深刻なモノなんだなぁ〜と思い知らされました。内容は重たいですが漫画とほのぼのした絵のタッチでサクサクと読めるように仕上がっています。
漫画のジャンルとしては教養・学習・エッセイ・雑学といったジャンルが当てはまるかと思います。
著書の妻の化学物質過敏症を題材にした実録エッセイ漫画です。化学物質過敏症って何…?といった正体不明の病気を知るための入門用として最適です。
また著者と奥さんの妙な関係性も見所ではないでしょうか。宇宙人のような奥さんがたまにツボります(笑)
この漫画は以下の電子書籍サービスで無料試し読みが可能です。
漫画「かびんのつま」ってどんな漫画?
著者と著者の妻との出会い、過敏症を題材にした漫画です。
過敏症といった個人的に言葉は知っていたけど、どういった症状なのか知らなかったアレルギー症状を題材にした漫画になっています。ちょっとしたことで体に異変が訪れる著者の奥さん。
刻々と症状が進行していく中でどうやって過敏症と向き合ってきたのかを漫画として描いています。
著者と奥さんの出会いの馴れ初めなんかも描かれています。
出会ってから結婚までの過程が意外にも衝撃的でした。そして著者の奥さんの不思議な性格。途中、この2人は大丈夫なのか…?なんて思う場面も多数ありますが、漫画の雰囲気では仲良くやっているので特に私が口出しすることはありません(笑)
どうやら著者の奥さんはネットアイドルだったようですがメールによるお食事の誘いから結婚に至るなんで誰が想像したでしょうか(笑)
あと奥さんの家族関係が非常に複雑。
微弱な電磁波に体が反応してパソコンすら触れなくなる様子が…。ネット社会の現代でこれはキツイ…。
奥さんとの出会い、摩訶不思議な性格の紹介が終わった後に過敏症に関する物語が展開されていきます。私の周りに過敏症で悩む人がいないので症状に関しては衝撃的でした。
日常生活が困難な状態まで症状が進行していきますが、2人はあの手この手を試して少しでも症状を緩和させようと奮闘する姿が描かれていきます。無農薬食品が良いとか…日光が出ている日中の活動は自粛するなど…。
この症状の過酷さが浮き彫りとなっていきます。
漫画「かびんのつま」の結末はどうなるの?
まだ1巻しか読んでいないので結末まで到達していません。3巻完結の漫画なので読み終えたら再び、感想を書いていきます。
それよりも症状が深刻化したきた時点で病院、専門医に相談すれば良いものを著者の奥さんは病院が嫌いといって受診しません。この部分に関しては「おぃ、おぃ病院いけよ…」なんて心の声が漏れそうになりましたが…(笑)
どうやら過敏症の人は通常の人から見ると「大袈裟」「心の病気」なんて思われるケースが多いようです。当人にしかわからない症状でもあるようで、もし周りにこの漫画の奥さんのような人がいたら大袈裟、心の病などと思わずに理解のある接し方をすることが大事だなぁ〜なんて思えました。
漫画自体の面白さで言えば『並』ですが教養や過敏症を知るといった漫画としては良い入門書となっています。
この漫画は以下の電子書籍サービスで無料試し読みが可能です。
あきやまひでき先生 その他作品
おさなづま
- 1巻〜10巻配信中
- 著者 森高夕次 / あきやまひでき
- ジャンル 青年マンガ
- 出版社 双葉社
- レーベル 漫画アクション
- 価格 540円
一子は16歳、ロリコン体型の処女である。ところが、実家の事業が立ち行かなくなり、借金のかたとして人身御供となる…。しかも旦那はロリコンSM亭主! こう記すと、お涙ちょうだいの残酷ストーリーかと思われるが、全然そんなことないんです! ほのぼのタッチの不条理漫画! 超オススメ!