漫画「夜蜘蛛は蜜をすう～結婚詐欺師と堕ちる女～」は葵抄（あおいしょう）先生が描くエロティックラブサスペンス作品。
女の賞味期限に焦る女達が婚活といった主戦場で足を引っ張り合うマウンティングバトルをする最中、結婚をチラつかせる事で釣られる女を食い物にする結婚詐欺師・小早川悟志が暗躍。
男と女の騙し騙されの愛憎劇が繰り広げられていく作品に仕上がっています。
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夜蜘蛛は蜜をすう【1話～2話ネタバレ】
1話ネタバレ
婚活といった戦場に足を赴く一人の女性・高橋麻夢（たかはしまゆ）。表紙カバーに写っている女性である。婚活会場を見て売れ残らない女性の特徴を分析していく麻夢。
あざとくてわかりやすく、見た目もそれなりの女性に男性は食いついていく。陰口も裏では叩かれる婚活会場。そんな中、幸せを掴み取る為に意を決して自分から男を狩りに行く気持ちを持つ麻夢。
スタッフだと思って喋りかけた男性が実はスタッフではなく、参加者であった事に驚く。彼の名は小早川悟志。肩書は一応、食品会社の営業である。
ある程度の身なりをしていたので目はつけておく事にする麻夢。そんな中、ブス顔の婚活パーティー参加者がドギマギ状態で会場を歩いていた。
すぐに彼女に近寄って服の汚れに気づき、対処方法を教えていく悟志。
そんな様子を見て魔性の心が働いていく麻夢。
『ごめんねーブス子さん…この人に興味ないんだけど自分が捨てたオモチャをさ…他人が勝手に遊ぶとムカつくでしょ』
その後、悟志と談笑していく麻夢。
実家の跡取りである事を知って悟志は完全にアウト物件だと判断する麻夢でしたが…。彼の実家の事業を聞いて目の色を変えていきます。
悟志の実家は有名なめんたいこを取り扱う大手企業。すぐにトイレにいって悟志の実家の会社を調べる麻夢。昨年の営業利益はなんと100億円。
悟志を運命の人と感じていく麻夢。
彼を落とそうと本気で臨もうとすると…麻夢が分析した「売れ残らない女」の筆頭であった館林といった女性が悟志にアタックしていました。
館林に悟志を取られると感じた麻夢。しかし、悟志はお手洗いから戻ってきた麻夢のもとへ。再び談笑していくと悟志の方からアプローチが開始。
『高橋さんのような方なら父と母に会わせたい…よければ結婚を前提にお付き合いを…』
麻夢は急な話で整理がつかないので、後日またお会いして改めて返事をすると返答。あざとい女を演出して悟志の心も掴んでいく麻夢。玉の輿男と良い関係になれて嬉しみがこみ上げていく麻夢。
『結婚に焦ってる男ってマジ チョロいよね』
場面転換。
タワマンの一室で人の妻を抱く悟志。その後、今月分と称して札束を受け取っていく。人妻の名前は美琴。旦那と別れて悟志と一緒になる事を夢見ている女性であった。
とある日。
バーにいる悟志。別の女性から連絡が入る。どうやら1年後に挙式の約束をしている模様。式場を早く探して欲しいと悟志の文句を垂れる女性。
しかし、悟志が少し強く言うと彼の言いなりになる女性。最後は式場の仮押さえをするのに200万円必要だと言って女性から200万の大金を振り込んでもらう事へ。
続いて悟志がターゲットにする女性。それが婚活で知り合った麻夢であった。
『どいつもこいつも…結婚を焦ってる女ってのは…』
眼鏡を外して不敵な笑みを浮かべる悟志。彼は複数の携帯を使い分け、複数の女性と交際、結婚を匂わせて金を吸い取る結婚詐欺師だったのだ。
バーを出て帰路につく中、悟志をストーカーして遠くから彼の写真を撮りまくる女が一人。婚活で悟志に服の汚れを取ってもらったブス女であった。
『みーつけた…私の運命の人』
第1話はここで終了である。
2話ネタバレ
詐欺れそうな女性には取り敢えず唾をつけておく悟志。同時に彼目線で売れる女と売れ残る女を分析していく。同時に結婚という欲に群がっている女を今宵も騙そうと婚活パーティーに顔を出していく悟志。
すると以前のパーティーで見た顔であった館林が再び周りに愛想を振りまいていた。
そして悟志に気づくと近寄ってくる館林。
彼女を分析していく悟志。周りにも聞き耳を立てており、麻夢との会話も聞いており、悟志の実家が九州の食品メーカーである事をリサーチしていた。
あざとく、したたかな女。
悟志は館林を警戒。ひとまず館林から逃げて彼女を検索で調べていく。フリーアナウンサーで婚活に来ている女なので相当、金を溜め込んでいると判断する悟志。
そんな中、BBQ風景の写真を撮りまくる女性が一人。
悟志が服の汚れを取ってあげたブス女であった。彼女の名前は北倉莉々子（きたくらりりこ）。
2回目の婚活パーティーらしく緊張し過ぎてテンパリ状態であった。そんな彼女を落ち着かせて談笑。彼女にどこか親近感を持っていく悟志。取り敢えず連絡先の交換へ。
しかし、抜け目ない悟志。
彼女の職場をチェック。医療事務関係の仕事をしていた莉々子。職場の背景を想像して莉々子は簡単に落とせる良いカモだと判断。
ただ、彼女を見ていると金を引っ張る事に気が引けてしまい詐欺するターゲットから除外していく事へ。
一度離れる悟志。
何やらスマホをぎゅうぎゅうと押していく謎の動作…。離れていく悟志の写真を撮りまくっていく莉々子。すると莉々子の背後から館林が接近。
『あなたも小早川さん狙ってるの？あんな都合のいいATM男、そうそういないもんね』
そんな事をさらっと言いつつ、莉々子に悟志から手を引いてほしいとお願いしていく館林。莉々子を見下していく。
『底辺ブスが夢見てんじゃないわよ』
まざまざと莉々子に現実を見せつけていく館林。そして場面転換。館林が37歳になるまで後、数時間。幸せそうな夫婦を見て嫉妬にまみれてい館林。
そんな彼女の背後から泣きながら近付く女性の影。莉々子であった。
『私だって幸せになりたい』
呟きながら莉々子は館林を階段から突き落としていきます。ここで第2話は終了。
夜蜘蛛は蜜をすう【1話～2話の感想】
男をATMと思っている婚活崖っぷち女達と結婚詐欺師の攻防が面白い作品。もしかしたら詐欺師である悟志がブス女である莉々子に堕ちてしまうのではないかと思うような場面もあり…。
騙し騙される男と女。
最後に笑っているのはどっちなのか…。エロティック系ラブサスペンスとしては注目株の作品。興味が出た人は是非、チェックしてみて欲しい。
ちなみにこの漫画は電子書籍ストア「まんが王国」のみで現在は配信中となっています！
管理人
1話～2話を読んでみて、今の所はエロティック要素は少なめ。ただ詐欺師と結婚願望女達の濃厚な人間ドラマが面白いです！
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