漫画「狂鳴街(きょうめいがい)」感想・ネタバレ!女が男を餌として喰う世紀末な世界!

狂鳴街

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狂鳴街は原作を神谷信二先生、作画は芦谷あばよ先生のタッグで描かれる怪奇サスペンス作品。この漫画の世界では女性が強い。狂鳴虫(きょうめいちゅう)といった得たいの知れない虫の登場によって女性は異常行動が誘発されてしまう。

そして、男性を餌のように食い漁っていくのだ。

そんな世界で妹を助けようと狂鳴人だらけの東京へ向かう1人の少年がいる。主人公:サトルだ。彼女の妹は耳が聞こえない為、狂鳴虫の被害を免れることができる。サトルは妹を救うため、大阪から東京を目指していきます。

グロ系&登場人物の人間ドラマが色濃く描かれた注目作品です。ゾンビ系漫画が好きな方には是非、お勧めしたい漫画となっています。

この漫画の評価
面白さ
(4.5)
グロ度
(4.0)
人間ドラマ度
(4.0)
画力
(4.0)
値段
(4.5)
総合評価
(4.0)

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漫画「狂鳴街」ってどんな漫画?

2019年6月に女性が突然、狂乱して男性に襲いかかる事件が関東を中心に多発。被害は増加、政府の調査によって狂鳴虫(きょうめいちゅう)といった虫が原因だとわかります。

狂鳴虫は鳴き声で女性のみを狂わしていきます。男性は聞こえず。そして狂鳴虫の音によって感染した女性は「狂鳴人」と呼ばれます。狂鳴人の厄介な部分、感染した女性は虫と同じように音を発すること。これによって被害が拡大していきます。

狂鳴人の被害によって日本国民の7割が死滅。2020年、日本は狂鳴人に支配された国になっていました。

これが物語の舞台となる世界。

妹を救うため大阪から、いざ東京へ!

主人公であるサトルの目的は東京の病院に入院している妹:麻耶(まや)を助けること。幸いな事に麻耶は耳が聞こえない為、狂鳴虫の被害を受けることがありません。

妹からのSOSを受けて大阪から共鳴人の蔓延る東京へと向かっていきます。

ただ、道中は一筋縄ではいかないトラブルの連続。

無事に大阪を抜け出して東京へ辿り着けるのか大きな見所となります。1巻では未だに大阪で停滞。東京へ向かう目的のある人間を引き連れて、さぁ、大阪を脱出するぞといった所で幕引き。

先が楽しみな展開です。

救いのない世界&グロテスクな描写

比較的、狂鳴人の少ない大阪も徐々に感染が拡大していき、街中、狂鳴人だらけに…。作中での日本は逃げ場のない箱庭状態。

ゾンビ系のゲームをやった事がある人ならわかると思いますが、漫画の世界観はまさにソレ。四方八方からゾンビ(狂鳴人)が押し寄せてきて救いのない世界観となっています。

同時に作中ではグロテスクな描写も満載。

狂鳴人化した女性は所構わず男性に襲いかかり、喰っていきます。顔を引きちぎったり…内蔵を取り出して食べていたり…。

グロ耐性が低い方、グロい漫画が苦手な方は閲覧注意な漫画となっています。

色濃く描かれる人間ドラマの数々

この漫画の見所の一つに男たちの東京へ向かう目的といった人間ドラマが散りばめられている。主人公であるサトルは妹を救う為、サトルの仲間となる大雅は彼女を助ける為、鈴村良一といったハゲ親父は娘の笑顔を見る為。

東京へ辿り着いた時、彼らの意志は報われるのかわからないが、ただゾンビ(狂鳴人)をなぎ倒していくだけでなく、しっかりと目的と人間ドラマが形成されているのだ。

さらにサトルに絡むちょっとしたラブストーリーも有り。

またサトルを慕う、慕っていた萌恵といった女性はサトルを守るため、命を落としている。そんな彼女が1巻最後の描写で狂鳴人化して登場する場面も…。

二人が激突する場面も作中では大きな見所になるはずだ!

漫画「狂鳴街」感想

狂鳴街

ゾンビ物漫画では設定が斬新。
感染するのは女性だけで、男性に害はないこと。現実世界であれば未だに男性の方が強い風潮はあるが、狂鳴街では圧倒的なまでに狂鳴人化した女性が強い。

そんな世界で男達は生き残ることができるのか…。

また狂鳴人化した女性を元通りに戻す術はあるのかなど…物語に大きな幅が生まれています。

まだ配信されたが第1巻だけなので今後の展開はわかりませんが、ゾンビ物漫画として期待と注目の作品が登場したことだけは確か!

興味が出た方は以下の電子書籍ストアで試し読み可能なので是非、チェックして見て下さい☆彡

管理人

狂鳴人とバトルする場面はどれも九死に一生を得るような緊迫した状況が続き、読んでいてハラハラする漫画です。

管理人

東京へ向かう男性陣の想いは報われて欲しいですが、救いのない世界でどうなることやら…今後に期待です!

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