漫画「けだものたちの時間」分冊版となる第22話をご紹介！
今回は愛里の母親に対する恨み辛みが描かれていく。自分の娘と夫の関係を知りながら見てみぬ振りをしてきた愛里ママ。
そんな母親が憎くて大嫌いな愛里。
しかし、婚約者である優斗に真実を告げられない。裏事情を知らない優斗は愛里と家族の関係を修復しようと奔走していく。
愛里からしてみれば…ありがた迷惑な状況。過去を思い出していき…精神的にしんどくなってしまう愛里は優斗の前で倒れてしまう事態へ！？
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けだものたちの時間【21話ネタバレ】優斗との温度差…蘇る家族との悪夢に苦悩…！？
けだものたちの時間【22話】ネタバレ
高校3年生時の冬の記憶が思い出せない愛里。彼女の中でずっと後ろめたい気持ちがあった。
『ごめんなさい…弱くて守ってあげられなくてごめんなさい』
生理中の愛里はベッドの上で一人泣き崩れていく。
場面転換。
優斗とデート中。生理からが来た事を告げる。
『しんどいならもう帰る？』
ドッグカフェに立ち寄って談笑していく二人。優斗は愛里ママに送るプレゼントについて切り出していく。
まったく乗り気にならない愛里。母親との過去が思い返されていく。
愛里ママは娘が夫から性的暴力を受けている事など知っていた。その上で愛里に伝える。
『あんたも悪いのよ…あの人はああいう人なんだから…お父さんに逆らわないで』
愛里は高校時代…母親にSOSを求めていた。
『助けてよ…あいつと別れて』
しかし、夫と別れる事で生活苦になると言った理由で愛里のお願いを否定していく。
『じゃあ…愛里を捨ててよ…施設でも親戚の家でも…ここ以外ならどこでもいい…この家の子供でいたくない』
そんなのは無理だと一蹴する愛里ママであった。
それから愛里は自覚していく。
自分は母親の事が大嫌いなんだと…。そして彼女は母に頼る事をやめて自分で自分を守る道を選んでいく。
場面は愛里がモデル契約を勝ち取って家を出て行くと伝える場面へ。
『本当にモデルだけで暮らしていけるとでも…』
愛里の上京を必死で食い止めようとする母親。出ていこうとする愛里に泣きついていく。
『あんたがいなくなったら…あの人とふたりきりなんて…お母さん…』
そんな母親に対して軽蔑した視線を送る愛里。母親を捨てるのかと逆ギレされていく。無感情で頷く愛里であった。
場面は現実へ。
優斗は愛里に伝える。家族に対して冷たくないかと…。
『あいつのことがあってから変わったんだ』
何とかして愛里と家族の関係を修復させたい優斗。彼は勝手に愛里の家族も連れてキャンプの段取りを組んでいた。
ドッグカフェにて口論が始まっていく。
家族に愛されて大切に育てられた優斗。家族に見放されてきた愛里。交わる事はなかった。そして愛里が変わってしまったのは今井のせいだと決めつけていく優斗。
口論は激しさを増していき、周囲もざわついていく。取り敢えずカフェから立ち去る事へ。
『この均衡を崩せばきっと恐ろしいことが起きる…』
父親や母親に何をされてきたか優斗に言いたくない愛里。彼女の中で高校3年生の時に起きた出来事の記憶の断片が蘇っていく。
『あんたがしないから…あんたが避妊しないからでしょ…』
精神的に限界を向かえていく愛里。
『ゆーくん…しんどい…』
愛里はその場で倒れてしまう…ここで第22話は終了。
けだものたちの時間【22話】感想
今まで愛里の高校3年生の冬に何があったのか隠されて来ましたが…ようやく片鱗が覗かれていきます。恐らくは父親の子を宿してしまって流産もしくは堕ろした過去が愛里にはある模様。
それがトラウマになって子供を作る事にも消極的なようですね。
全てを優斗に話せば楽になれそうですが…彼が受け入れられるのか…。家族との境遇がまるで違う愛里と優斗。まさに水と油。やはり愛里を救えるのは今井だけなのか…。
今後も目の離せない濃厚過ぎる人間ドラマが繰り広げられていきます！
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