僕たちは繁殖をやめた【1巻ネタバレ】禁忌の純愛が開始されていく!?

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漫画「僕たちは繁殖をやめた」は「あいだにはたち」を描いたさおとめやぎ先生の新作漫画である。

主人公は百足心といった大学生。彼はある日、美女である大迫瞳と出逢う。ごく自然に惹かれ合っていく二人。しかし、二人の背景には禁断の愛が広がっていく。

クゥ~~~と唸る面白さである作品。さおとめやぎ先生の前作が年の差をテーマにしていたが今回は兄妹である。徐々に広がっていく触れてはいけない愛。愛し合う二人に幸せは訪れるのか…!?

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僕たちは繁殖をやめた【1巻】ネタバレ

僕たちは繁殖をやめた

1話ネタバレ

主人公である百足心(ももたりしん)は大学3年生。父親である百足孝太郎(ももたりこうたろう)は売れっ子小説家。心には夢があった。それは最高の映画を作ることである。そして彼は大学の映画研究会に所属。くすぶる毎日を過ごしていた。

ある日、歩道橋の上でとんでもない美人を発見。映画監督としての血が騒いで歩道橋で呆けていた美人をスマホでおもむろに撮影してしまう。

当然だがバレて盗撮魔扱いをされる心。歩道橋の階段から蹴り落とされる事態へ。その後、映画製作の為の撮影だと誤魔化して難を逃れる事に成功する心。怪我をさせてしまった報いで何かやらして欲しいと伝えていく。

『空手やって体力だけはあるので体で支払わせてください!』

天然が入っている美人女性。ちなみに彼女がこの漫画のヒロインである大迫瞳(おおさこひとみ)である。

頼み事を考える中で心は彼女に自分が脚本を描く映画に是非、出演して欲しいといった気持ちが芽生えていく。そして出演をダメ元でお願いしてみる事へ。

『もしよかったらこの映画に出てくれませんか?』

この日は脚本だけ渡して解散。その後、大学の新入生に対してサークル活動を行っていく心。ハプニングもありつつ再び瞳と再会を果たしていく。なんと彼女は心が通う大学の1年生だったのだ。

再会を果たし、脚本を読んで素晴らしいと褒め称えていく瞳。二人が盛り上がる中、映研の代表である黒沢明訓(くろさわあきのり)通称・巨匠が合流。心の脚本に興味を抱いたと伝えていく。そして巨匠に映画を作って欲しいと頼み込んでいく瞳。

美人に弱い巨匠。
彼も心の脚本の興味を持ち出して、心の夢が一歩だけ近づいていく。そして映研の歓迎会。そこに瞳も姿を現していく。歓迎会が終わると心に話があると追いかけてくる瞳。

夜の公園にて脚本片手に自分のような素人が出演して良いのか苦悩を明かす瞳。彼女は本当に心の脚本に心を打たれていたのだ。そして、より良い女優を探しましょうと訴えていく瞳。自分の脚本がべた褒めされて喜ぶ心であった。同時に瞳に呼び止められたのは告白されるのかと思ったと冗談を口に出す心。

『告白だったらどうしてました?』

まんざらでもない表情で心に語りかけていく瞳。これが心と瞳の今後起こる波乱の出会いであった事が明かされていく。

2話ネタバレ

心の父親である孝太郎。彼は前妻から送られてきた手紙と写真を片手に呟いていく。

『心…今さら知りたくないよな…お前に妹がいるなんて…』

孝太郎が持つ写真の人物。それは大迫瞳だったのだ。手紙の内容には前妻から18歳になったあなたの娘ですと記されていた。

心が目覚めると孝太郎は現妻と抱き合っていた。二人はラブラブである。呆れて食事も食べないで大学へ向かう心。家を出る前に父親から褒美をやるから早く帰ってこいと伝えられる。

大学では脚本を読んだ巨匠が冒頭部分を削れば良い映画が撮れるかもしれないと嬉しい言葉。映研の部室には瞳の姿。やたらと距離感の近い瞳に心拍数が高くなっていく心であった。

『昨日の質問で覚えてますか…?もし告白だったら』

潤う瞳の表情。そんな場面で空気のわからない巨匠が登場。じっくりと脚本を読んだ巨匠は終盤にかけて、かなり面白い作品だと評価を下していく。その上で問題点をあぶり出していく。

心の脚本は年齢差がもたらす禁断の愛であった。ちなみに作品名は「あいだにはたち」である(笑)こんなところで前作との繋がりが…。

しかし、これだと禁断設定が弱いと言う。もっと刺激的なものに変えて欲しいと。そこでアイディアを出すのが瞳。兄妹の近親相姦はどうかと。それでも瞳は設定を変えない前の方が絶対に良いと巨匠に掛け合っていく。忙しい巨匠。バイトの時間になって取り敢えず立ち去っていく事へ。

再び二人きりになった心と瞳。
彼女はまた潤う表情になって先程の途中であった質問を投げかけていく。

『あの時の私の話が告白だったらどうしてました?』

『嬉しくって小躍りしてました…』

彼の答えにときめきつつも笑ってしまう瞳。同時に心は瞳が自分を恋愛対象として気にかける真意みたいなものを探っていく。

瞳の答えは心はどこか自分と似ていると語っていく。否定する心であったが似ている部分を探してみようと瞳から心をデートに誘う事へ。

嬉々として自宅に帰る心。
そして待ち構えていた父親の孝太郎。書斎に来てほしいと重い空気を纏わせていく。しかし、玄関で伝えてほしいと心。父親の話の内容をいくつか当てずっぽうする。

『隠し子がいる』

空気が張り詰める。そして孝太郎はカミングアウト。血の繋がった妹がお前にはいると…。

3話ネタバレ

書斎へ移動。
初めて産みの母親について知らされる心。今の母親は義母である事を知る。信じられないと同時に何故、今なのかと怒りがこみ上げる心。

『秘密にするって決めたんだったらさ…ちゃんと墓まで持っていけよ!』

突然のカミングアウトに心がモヤモヤする心。翌朝、テーブルには欲しかったカメラ。朝食は心の大好物。父親が物で機嫌を良くしてもらおうと思っている魂胆は丸見えだった。ただ心自体、二人には本当に愛情を受けて育っているので恨むほどの気持ちはなかった。

それよりも彼の中で先行していた気持ち。それは瞳とのデートであった。

瞳と合流。
さっそく手に入れたカメラ片手に彼女を撮影しまくる心。しかし、彼女はあまり面白くなさそうであった。

『心先輩が一緒に写ってないと私が写真見返しても楽しくないじゃないですか』

デート中も話は脚本のことへ。
まだプロットは平行線だと伝えていく。そして瞳のアイディアである近親相姦も面白いと伝えていく。しかし、妹のいる巨匠を近親相姦のプロットに引っ張るのは一人っ子の心には難しそうだと答えていく瞳。

ここで心は昨夜、父親からカミングアウトされた妹がいる話を告げていく。

『いきなり言われたんだけど僕には妹がいるらしいんだ…』

突然の重い話を切り出してしまったので仕切り直しでトイレへ向かう心。気持ちを切り替えて戻ると瞳がナンパされていた。そこで瞳は兄を待っているとナンパ男達に告げていく。

『家族の時間を邪魔しないでください!ね、お兄ちゃん』

ナンパ男達を退却させる事に成功。同時に心は瞳みたいな綺麗な子が妹だったら困ると答えていく。その言葉に体温が上がる瞳であった。口にした後にかなり恥ずかしい発言をしたと焦る心。

そんな時に父親から連絡。
産みの母親と会うがお前も来るかと誘われる。一方、瞳も母親から連絡が入る。二人は親から東京駅へ呼ばれる事へ。

4話ネタバレ

心と瞳は親から東京駅に呼ばれたと語り合う。奇遇過ぎる出来事。しかし、偶然が重なっているだけだと笑い飛ばしていく。そして二人とも親の誘いを断る事へ。

一方、ファミレスでは孝太郎と前妻が対面。早く4人が対面する機会を設けようと焦りを伺わせる孝太郎。

『君には時間がないじゃないか』

一方、心と瞳は帰り道。彼女の方から自宅に誘ってくる事態へ。瞳も口に出した後に展開が早いと感じて顔真っ赤状態。すると次は心の胸ぐらを掴んで細い路地へ入っていく。

『マンションの前に母がいたから隠れてるんです』

細い路地なので密着し合う二人。
どうしても体の方が反応してしまう心。そして瞳に母から電話。声と着信音なのか…バレる。

『こんな汚い所で何してんだ』

瞳の母親、梢(こずえ)が二人の前に姿を現す。心の実母である。しかし、彼女も幼い頃に心と離れているので彼が実の息子だとは現時点ではわかっていない。

母親の圧が瞳に襲いかかる。
そして彼女は母親に小声で伝える。真剣に付き合いたいと今頑張っていると。

『避妊は徹底するように』

心の前に出てキリッとした表情で伝える梢。恥ずかしくなる瞳。この日はここで解散。そしてもうすぐ映研の合宿が近い事を思い出していく心。一晩、同じ屋根の下で過ごす事に鼓動が高鳴っていく。

5話ネタバレ

合宿がスタートする。
ここでは新入生の映像作品の品評会を行う予定。優勝チームには学食割引券5万円分が進呈される。ここで優勝をもぎ取ろうと強い意志を見せるのが瞳と同級生である銭丸エリであった。

彼女は自信満々。

『安心して私は金が絡むことで負けた事がない』

品評会が開始される。エリの撮った作品は瞳を水着姿にしたアイドルのイメージビデオのような作品であった。しかし、これが審査員達の心を鷲掴み。エリの作品は優勝する事へ。

心は作品の評価をしどろもどろしていく。

『心先輩って良いことしか言いませんよね』

何故か不機嫌になる瞳。その夜の夕食。瞳の姿がなかった。外にいるとエリから聞いた心。見つけた瞳は一人で森の奥に歩き出していた。尾行する心だが木を踏んでしまって、その音が瞳を恐怖に駆り立てていく。

森の奥に猛ダッシュする瞳。見失う。彼女を追いかけるが足を滑らせて意識を失う。気がつくと心は瞳の膝の上にいた。彼を見て突然泣き出す瞳。

『お母さんがもう長くないって昨日知って…』

そんな背景があったからこそ、実の父親や兄と再会させようとしていたと母の気持ちを汲み取る瞳。かける言葉がどれも不正解だと思った心は思いついた脚本を語っていく。

最終的にハッピーエンドになる母娘の脚本。それを聞いてやっぱり心は良いことしか言わないと改めて伝える瞳。本当は合宿も来る事を止めようとしていた。しかし、彼女は心に伝えていく。

『今日、心先輩に会えて良かった』

見つめ合う二人。雨が降り出していく。そして二人は唇を重ねていく事へ。

6話ネタバレ

合宿も終わり、部室で脚本について話し合う心と巨匠。二人の関係性を見てバイトだと伝えて立ち去っていく男前な巨匠であった。

そして深刻な顔で心に話があると切り出す瞳。内容は母親の事であった。

合宿が終わって自宅に戻る瞳。梢が孝太郎に送った手紙を見て母親の余命を知ったと梢に伝える瞳。そんな彼女の切羽詰まる表情を見て梢は伝えていく。

『聞いてくれ…私は…死なない』

実は梢の家には金がなかった。瞳の学費の為に余命短い詐欺をして元夫である孝太郎から学費を引っ張ろうという魂胆である事を瞳に説明していく。

何事もなく安心する心。
同時に彼の中で芽生えた気持ちをしっかりと言葉にして伝えようと決めていく。一緒に帰る中で手を自然と繋ぎ合う二人。告白しようとする心だが緊張とヘタレ心で出来ない。

『心先輩…私…好きです心先輩が…』

瞳から心に告白していく。逆に嬉しくて涙を流す心。ようやく心も自分の言葉で告白をしていく。再び唇を交わす二人であった。

場面転換。
孝太郎へ連絡する梢。瞳に余命のことは言えなかったと語る。誤魔化してしまったと…。

『だったら…せめて心に会ってみるか?』

7話ネタバレ

孝太郎は理解のある現妻の協力のもと、梢を自宅に招く。そして心が帰ってくるまで待っていて欲しいと。

一方、瞳からご飯を食べに来て欲しいと連絡を受ける心。梢はいない。部屋で二人きりになる心と瞳。脚本を見せていくと脚本にぶつけた想いを私にぶつけて欲しいと告げる瞳。

脚本には過激な濡れ場が描かれていた。同時に映画に出演して欲しい事を仄めかす心。

『じゃあ、このシーン練習してみます?』

瞳にベッドの上で押し倒される心。グッとロマンスモードに突入。母親の独特な愛情表現もありながら二人の気持ちはお互いを求め合う事へ。

『心先輩だったら嫌じゃないです』

二人はベッドの上で愛し合う事へ。
一方、孝太郎の自宅。心が夜10時を過ぎても帰ってこないので帰宅する事にする梢。帰る前に写真の中にいる心を見せようとアルバムを手渡していく孝太郎。

成長した心の姿を見て驚愕してしまう梢。

『もう私…心に会ってる…瞳も…もう心に出会ってる…』

瞳と心の愛し合った二人は同じベッドで寝ていた。ここで第1巻は終了。

僕たちは繁殖をやめた【1巻】感想

僕たちは繁殖をやめた

さおとめやぎ先生の新作漫画。私は前作である「あいだにはたち」も読んでいます。禁断の愛をテーマにした作品を描くのが得意な先生なのかな。物語の面白さは前作から知っているので今回も楽しみで仕方がが有りません!

そして個人的には「あいだにはたち」のヒロインであったミサよりも新作「僕たちは繁殖をやめた」のヒロインである瞳の方がフレッシュで絵柄的には好みとなっています!

ゾクゾクする禁忌の純愛をテーマにどんな人間模様や恋模様が生まれていくのか。本当に続きが楽しみな漫画です!この作品は現在、電子コミック専門ストア「まんが王国」で先行配信中です!

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