漫画「けだものたちの時間」分冊版となる第21話をご紹介！
今回も愛里の苦悩や葛藤が描かれていきます。
愛里の家族に気を使う優斗。そんな事はしてほしくない愛里…しかし、優斗に強く言う事が出来ない状態。
二人の間にある温度差が躊躇に出ていきます。
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けだものたちの時間【20話ネタバレ】今彼は優しい世界の人間…自分の過去は伝えられない！？
けだものたちの時間【21話】ネタバレ
今井の意識の中。
彼は犬に吠えられて起こされていく。
『俺は起きないよ…人間をやめたんだ』
再び眠りにつく今井であった。そして愛里。彼女は病院に通っていた。安定剤なのか…何かわからないが薬を貰っていく。
その後、自宅に戻る愛里は今井の世話をしていく。
愛里に世話されて嬉しいのか…テンションが上がって彼女に飛びかかっていく今井。
『何してんだ！』
その様子を見た優斗がすぐに愛里から今井を突き放していく。そしてご飯ができているから一緒に食べようとリビングへ。
今井の介護を毎日する事へ不満を漏らす優斗。しかし、愛里は自分が選んだことだと伝えていく。
『自分の人生を自分で選んでる…だからつらくない』
精神的に強い愛里を見て彼女が格好良いと思う優斗であった。そして夕食後…優斗は次の休みがいつなのか尋ねていく。
場面転換。
二人の休日へ。ドッグラン兼ペットホテルへ息抜きがてらに訪れた二人。愛犬を預けて二人は久々の二人きりの休日へ。
『愛里は子供好き…うちもさ…いつかはさ…』
優斗も将来的に子供が欲しい事を暗に伝えるが…愛里はそれを否定しようとしていく。
もし自分に子供が出来ても虐待する可能性があると思っていた。優斗に本音を伝える事が出来ずモヤモヤする愛里。
その後、デパートにて雑貨屋へ。
優斗はお香を愛里の実家に贈ろうと提案。しかし、それすらも否定したい愛里。
『恩返しは親が生きてるうちしか…できないからさ』
やはり愛里の心の中でモヤが生まれてしまう。
両親に愛されて育てられた優斗。かたや性的虐待を受けて育ってきた愛里。二人の間には見えない壁があった。
そして結婚前の回想が描かれていく。
優斗が愛里の親へ挨拶。上手く付き合う優斗であったが愛里だけは前を向くことができなかった。過去、父親にされた出来事が思い返されていく。
母親に父親との関係はバレたくなかった愛里。
『でも…気づいてた』
愛里の母は言葉にはしないが確実に父と愛里の関係に気づいていた。思い返される母親からの冷たい視線。
場面は現実へ。
優斗はどんどん話を勧めていく。愛里の母に贈るお香の好みを聞こうと連絡をする事へ。
『やめて…やっぱり必要ない』
愛里と両親の裏事情を知らない優斗。彼だけは愛里の両親の心配をしたり良くしようとするが…愛里の心は裏腹であった。
そして愛里ママと通話。電話を代わろうとした時…。股間にドロっとしたものを感じた愛里。優斗も無視してすぐにトイレへ駆け込んでいく。
『いつも気を使わせてしまって…うちの人のしつけが厳しかったから…今もまだ反抗期みたい』
『そういえば…あの件…話してくれた？』
愛里ママが優斗に何やら伝えていく。優斗も愛里ママに協力的であった。そしてトイレに駆け込んだ愛里。彼女は生理が訪れていた。
『…サイアク…』
ここで第21話は終了。
けだものたちの時間【21話】感想
かなり愛里と優斗の間で温度差がある。今回はその部分が如実に描かれた内容。
愛里と両親の裏事情を知らない優斗。そして何かを企んでいる母親。愛里の精神は保たれた状態でいけるのだろうか。
そして何やら自ら足かせをした状態を好む今井。人間をやめたが意識次第で元に戻れるのだろうか。
この漫画はどんな場所に行き着くのか予想不能な作品。とにかく感情が滅茶苦茶にされる漫画です。興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね！
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