BSさんが描く青年漫画『19歳の夏休み』分冊版の56巻~57巻をご紹介!
56巻のあらすじ・見所
56巻は明美と茂夫にハイライトが当たります。
茂夫の件で刑事である佐渡が訪ねてくる状況。その理由は茂夫の遺体が発見された事でした。
茂夫は自殺で見ている事を告げる佐渡ですが…56巻では茂夫の死に関する真相が明かされると同時に明美の人生も大きく変化する事態が訪れます!
57巻のあらすじ・見所
57巻は本作の完結巻。
主に大介の恋愛最終章が描かれていきます。物語が明美の逮捕後からスタート。
東京へ戻る事になった大介。4年が経過して…ある女性と最後の恋を開始。大介がようやく本当の幸せの過程を掴むまでが描かれていきます!
19歳の夏休み【56巻】ネタバレ
『19歳の夏休み』56巻のストーリーを解説!(ネタバレを含みますので注意)
刑事の佐渡が若宮家に訪れる。その訳は明美の義父となる茂夫の事についてであった。佐渡と明美は庭へ出て二人で話す。昨日、茂夫の遺体が発見された事を告げる佐渡。
現場の状況から自殺と捉えている事を明かしつつ…佐渡は明美へ聴取。
茂夫の様子であったり…最後に連絡を取った日…また明美の口座へ多額のお金が振り込まれている理由などを尋ねる。
明美は涙を流しながら淡々と佐渡と質問に答える。
聴取を終えると明美は葬儀がいつ行えるか尋ねるが…佐渡は自殺と見つつも他殺の可能性がある事も指摘。茂夫の遺体は警察の方で一度、解剖する事を伝えていきます。
聴取を終えて一人になった明美。
彼女は庭のベンチで茂夫が出ていった当日のやり取りを思い返していきます。
この回想シーンにて茂夫を殺したのが明美であった衝撃の事実が判明。そして彼女が島の自殺の名所から茂夫を投げ落とすシーンも描かれていきます。
明美は今後の立ち回りについて考えていきます。
自宅に戻り…夕食を作り出す明美。彼女の中でこれが娘である紗月に提供する最後の食事だと胸に秘めていきます。心の中で紗月に対して謝罪する明美。
その夜…明美は最小限の荷物だけを持って島を出ようとターミナルへ。しかし、佐渡が現れて署に同行をお願いします。
こうして明美は逮捕。
後日、面会へ訪れる紗月。母である明美を軽蔑する共に…自分だけは一生、明美の味方で居続ける事を涙を流しながら訴えていきます。
娘の想いを聞いて涙を流す明美。56巻は幕を閉じていきます。
19歳の夏休み【57巻】ネタバレ
『19歳の夏休み』57巻のストーリーを解説!(ネタバレを含みますので注意)
明美が逮捕された後、海外にいた紗月の家族が帰ってきて大介の役目も終えます。それと同時に東京へ戻る決意をする大介。
最後にお世話になった人達へ挨拶。
島を出る前日は陸の家に泊まります。今まで島であった出来事など思い出しながら就寝しようとすると…陸の姉が夜這いしてくる事へ。
彼女との情事後…大介は父親の事を聞かされます。大介の父親は島に戻ってきてから行方不明状態になっていました。その背景に明美が絡んでいる可能性がある事を示唆する陸姉。
とにかく明美との今後一切関わらない方がいい事を大介へアドバイス。
最後は翔太との関係も和解して東京へ戻っていきます。東京へ戻ってからの生活は島と何ら変わりなく…大介は彼女を作っては振られ…彼も21歳へ。
ちなみに東京に居ても陸や里子とだけは連絡を取り合っています。そして大介は21歳の秋、6ヶ月付き合った彼女へ盛大に振られた後に自衛隊へ入隊。
その生活へ慣れてきた頃に里子が面会へ訪れます。里子は数日、大介の家に寝泊まり。その間…理性を保つ事で精一杯だった大介。
そんな中、里子の方から大介にアプローチしてくる展開へ。お互いに正直な気持ちを曝け出した後…心の奥底でずっと両想いだった事が判明。
幼馴染で全てを知り尽くしている二人が遂に結ばれ…最後は大介と里子が結婚する未来まで描かれて作品は幕を閉じていきます。
19歳の夏休み【56巻~57巻】感想
56巻の感想
明美が義父である茂夫を殺していた展開が描かれる第56巻。まさかの展開で大介と明美の関係も途絶える事へ。
大介にとって愛との関係も終わり、明美との関係も終わった瞬間。彼にとっても新たな転機が訪れそうですね。そして、このまま明美はストーリーからフェードアウトしてしまうのか…。
こんなにサスペンス色が濃い展開になるとは思っていなかったので今後の大介が立ち回りが気になります。最終的に大介は誰と結ばれるのか…。
次巻も配信も非常に楽しみになって参りました!
57巻の感想
一気に完結を迎える事になった「19歳の夏休み」明美のその後や大介の父親の真相などは明かされませんが…主人公である大介が里子と幸せを掴んだ事は素直に嬉しかったですね。
里子が大介にかける言葉が「いい女」過ぎて大介には里子しかいないと思わせるほど。最後に描かれる二人のウェディング描写も幸せが滲み出ていました。
贅沢を言えば…明かされなかった謎などを描く番外エピソードなどが欲しい部分。魅力的なキャラが多い作品なので各々にハイライトが当たる番外編など出てきたらまた読んでみたい作品です。