漫画「血の轍」感想・ネタバレ!邪魔な人物は排除…毒親の怖さがわかる漫画!

血の轍

血の轍は「漂流ネットカフェ」「惡の華」などを描く押見修造先生の新作漫画。毒親といったものをテーマにして物語が進行していきますが、とにかく凄い!

一般的な漫画では考えられない登場人物達の心情を描くナレーションが一切なく、本当に普通の日常生活を見せられながら徐々に事件やちょっとズレた価値観が浮き彫りになっていきます。手に汗握る漫画とはまさにこの「血の轍」のことではないでしょうか。

現在2巻まで電子版として配信されており、とにかく一般的な人から見たら息子も母親も気持ち悪い。だけども読み進めてしまう漫画。歪んだ愛の形にどのような終止符が打たれるのか今から楽しみな漫画の一つです。

この漫画の評価
面白さ
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サスペンス度
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ホラー度
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読みやすさ
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値段
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総合評価
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漫画「血の轍」ってどんな漫画?

思春期の子供に臆すること無くベタベタと触れたりする静子。恥ずかしがりながらも受け入れる息子の静一。

この漫画は「毒親」をテーマにした作品になっており、静子と息子の静一がメインキャスト。この二人の関係がとにかく奇妙。思春期の息子であれば鬱陶しいと思えるような母親の行動を全て受け入れてしまう。家族ではなく、恋人のような関係に見える部分もある。

ちなみに毒親とは過干渉やネグレクトなどによって毒のような影響を子供に与える親を指します。

そして、ただ淡々と日常風景を見せられるが読者はどこか違和感や不穏さを感じる空気感が漂っていることが伝わってくるはず。心情を表すようなナレーションがなくても奇妙な不穏さを演出しているのは本当に凄いと思います。

事件は夏休みに起こる…

ここから先は衝撃の展開。息子を傷つけるような人物は静子にとって邪魔なだけ。初めてこの作品を読んだ時、この先の展開には鳥肌がたちました。

静一は従兄弟である「しげる」と仲が良く、しょっちゅう遊んでいた。夏休みに入ると家族で山登りへ。本当、何気ない山登りの風景ながら事件はここで起こる。

しげると静一の二人が見晴らしのよい崖に行くと後ろから静子が登場。

しげるがふざけていると足が滑りそうになり、あわや崖から転落の危機であったが、静子がそれを食い止める。しかし、次の瞬間、静子はしげるを崖から突き落としてしまう。

後ろで事の一部始終を見ていた静一。
突き落とした後、静子が振り返り奇妙な笑顔を静一に向ける。この後、静子は静一に抱きついて一言「ぎゅってして」と呟く。

2巻ではさらに二人の異常性を垣間見ることに…

2巻を読むと静一は後戻り出来ないほど、毒に冒されているとわかる。警察の事情聴取では本当の事を言わない。静一が恋心を抱く吹石といった女性からラブレターをもらうが、母親と一緒に中身を見て、破り捨ててしまう。終いにはキスをして二人でニッコリするといった場面も。

この二人の関係性は奇妙を通り越して異常性を醸し出すのが2巻となっています。

毒親:静子から静一を救い出すのは誰になるのか、恐らく吹石がキーマンになるのだろうけど、吹石が静子に勝てるとは思えない。静子の毒に冒されたまま生活をしていくのか、それとも解放されて、静一は自立ができるのか…。

今後の物語の展開が楽しみな作品です☆彡

漫画「血の轍」感想

血の轍

この漫画はページを捲る度に生唾をごっくんするような妙な緊張感があります。徐々に高まっていく不穏な空気や間の取り方などは秀逸。

心情のナレーションが一切なく、表情や仕草、態度で心情を表すといった作品。

押見修造先生の作品が好きな人であればマストだし、好きでなくても一度は読んで欲しい良作。淡々としながら忍び寄る母親の毒がホラーサスペンスのような仕上がりになっています。

管理人

この漫画は1ページ、1ページが見逃せません。さらに登場人物の多彩な表情。さらに毒親:静子が何気に美しく魅せる表情が妖艶だったりします。静一の行き着く先から目が離せない作品です。

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