漫画「バカレイドッグス」感想・ネタバレ!闇医者と患者の濃厚人間ドラマが傑作!

バカレイドッグス

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ブラックジャックが現代版となって蘇ったと囁かれているのが「バカレイドッグス」です。原作に矢樹純先生。作画は青木優先生のタッグで描かれる闇医者とアウトロー患者達のバックグラウンドや人間ドラマが魅力的な作品。

どんな患者だろうが金さえ払ってくれれば天才的な技術で怪我や病気を治す闇医者:犬童兄弟の兄:辰次(たつじ)。そして患者の金の工面をする弟:亥三(いぞう)。この二人が患者と向き合い、闇に蠢く命を救っていく本格的闇医者物語!

構成作家や医療監修者も協力して作り上げられている作品なので医療技術や説明も専門的。

ダークで硬派な医療漫画を読みたい方には抜群に推奨できる一冊です。

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漫画「バカレイドッグス」ってどんな漫画?

執筆時点で1巻〜2巻が配信中。
メインキャストは犬童兄弟。兄が闇医者。弟が保険屋。前金制で金さえ払えば誰であろうと救う犬童兄弟。基本的に犬童兄弟の手術、患者の人間ドラマなどがメインで物語が進んでいきます。

また時折、犬童兄弟の過去の回想シーンが描写。

何故、闇医者になったのか…目的は何なのかなど…徐々に犬童兄弟の真相が明かされていきます。

非常に硬派でダークなサスペンス医療漫画。

どんな相手でも信念を曲げず、ルールにさえ従えば必ず命を救う彼ら。冷徹に見える二人も読み進めていくと、優しさのある人間だとわかってきます。患者の人間ドラマも面白いけど犬童兄弟の信念を決して曲げないスタイルも本当に格好いいです!

ヤクザからの横槍にも屈しない兄弟

作中、頻繁に犬童兄弟に関わってくるのが土佐組の甲斐といった男。何かと理由をつけて犬童兄弟の元を訪れて患者にちょっかいを出したり、患者を殺そうとしたり…。

そんなヤクザからの横槍が入っても、顔色一つ変えずに淡々と物事を進めていく二人。

甲斐といった男。最初は冷酷で凶暴な男に見えますが、2巻では義理人情に厚い男である部分も判明。犬童兄弟に命を救われた事もあり、今後の関係性に変化が出るのか…なども見所の一つです。

闇医者vs闇医者の陰謀渦巻く心理合戦

2巻からになってくるが、犬童兄弟はどうやら三兄弟らしく、一番上の兄:寅太が登場。彼もまた闇医者を行っている。どうにも辰次・亥三とは溝がありそうな感じだが。

そんな闇医者同士のやり取りは患者の体内を利用して行われたり。

腕は確かだが自己中で謎めいた寅太からの依頼は心理合戦的な風合い。口頭で言えばいいものを患者の体を利用して生き続けさせるための手立てを考えさせたり。

犬童兄弟達の背景や関係性は巻を追う毎に興味が出て、引きつけられて行きます。

漫画「バカレイドッグス」感想・ネタバレ

バカレイドッグス

基本的に各患者毎のエピソードがメインとなっており、時折、犬童兄弟の過去が明かされていくような内容。まだ犬童兄弟のバックグラウンドなど大きなネタバレになる要素などはなし。

犬童兄弟と患者。彼らを取り巻く人物達の人間ドラマを楽しむ作品となっています。

画力も高く医療描写も迫力があり、読んでいて飽きない漫画。

1巻で犬童兄弟の最終目的みたいなモノは明かされていたので、そこに辿り着くまでの兄弟の苦悩や患者との人間ドラマが見所になっていきそう。

ダークヒーロー的な医療漫画に飢えていた人に本当にお勧めの作品。電子書籍ストアで試し読みも可能なので是非!

管理人

犬童兄弟の冷徹さの中にある優しさに擽られる作品。医療&人間ドラマ漫画としてイチ推しできます。

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